1年半ほど前にリニューアルされた南山大学人類学博物館へ行ってきました。「For Everyone's Curiosities 全ての人の好奇心のために」というテーマが掲げられた博物館。展示品のほとんどを手で触れることができます。
土偶や土器、パプアニューギニアの民具、装飾品、タイ北部の民族の衣装等が陳列されていて見応えがありました。実際に触れることで、質感や重さなど感じられるのは本当にありがたいです。引出しの中にお気に入りの土偶を見つけて帰ってきました。資料も自由に閲覧でき、1日中居られそうな空間です。
常設の他に、定期的に講座なども開催されているようです。(詳細は南山大学人類学博物館HPをご覧ください。)ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。
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博物館講座
「仮面が生み出すイメージの世界」
「古代アンデスの図像の世界-意味と構造」
「南島の語り-オセアニアの民族造形物にまつわる物語」
「織り込まれる布の世界-東西インドネシアの布が語る人々の心象風景」
フィールドワーク
「東海の遺跡を歩く 2015」
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南山大学人類学博物館
名古屋市昭和区山里町18 南山大学名古屋キャンパスR棟地下1階
開館日時: 月~土 10:00-16:30
入館料: 無料
100年以上大切に使われてきたスウェーデンの生活道具。日本の曲げわっぱによくにた伝統的な木箱です。剥げたブルーグレーの色が落ち着いた雰囲気を出しています。
古くは食べ物やバターを入れたり、小物入れとして使われてきました。
曲げた木を留めるのに使っているのは木の根っこ。チェーンステッチでかがっています。部分的に根っこが取れていますが、箱はしっかりと形を保っています。
元々は木の釘で固定していましたが、鉄釘で数か所補修してあるのがみられます。裏側に一部、木が欠けた部分があります。
100年以上使われてきた今なお丈夫で、様々な用途に使っていただけます。北欧の人たちのようにかたいパンやビスケットなどを入れたり、裁縫道具を入れたり、ハサミやペンなど文具を入れたり自分なりの使い方を楽しんでいただければと思います。
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Exhibition
【展示】 utopiano Fabric Flowers Exhibition 「 Gröna Lagen - 緑の法則 - 」 2015.6.5fri - 6.16tue
5/13/2015utopiano Fabric Flowers Exhibition
Gröna Lagen - 緑の法則 -
2015.6.5fri - 6.16tue
花の姿、匂い、手触りから感じたエッセンス。それを基に型紙をおこし白い布を切り抜き、ひとつひとつを手で染め、形をつくりあげる。記憶を頼りに、丁寧に集めるようにしてつくる心象スケッチとしての布花標本。
utopianoさんの作品作りは植物を観察することから始まります。植物の纏う空気をそのまま拾いあげ、形におこし、そこから生まれた小さな花弁たちを一片一片重ねてゆく。手のひらにそっとのせると、植物の息遣いが感じられるような美しい布花の数々です。展示中は、布花標本、ブローチ、コサージュ等が並びます。6/7(日)には特別に「アナベルのブローチ」のワークショップを開催していただきます。この機会にぜひお手にとってご覧いただければ嬉しく思います。
【utopiano HP】
●布花ワークショップ 「アナベルのブローチ」
日時 6/7(日)1部 11:00-13:30 / 2部 15:00-17:30
参加費 7500円(材料費込・「なの」さんによるミニお茶会付き)
予約制 5/18(月)昼12時よりTEL/【お問合せ】/メールにてご予約を受付け致します。
(TELによる受付は営業時間内のみとなります。)
布花を作った事がない、はじめての方向けのとても簡単なワークショップです。染色やコテあてはいたしません。あらかじめ染色し、コテをあててあるkitをご用意いたします。(恐れ入りますが、布花の作品を制作し販売なさっている「プロ」の方のお申し込みはご遠慮下さい)
※お願い:こちらのワークショップで制作する布花は、 utopiano オリジナルのパターンによるものです。完成品を販売する事、作品を複製する事、ご自身のオリジナル作品であるかのように発表する事は固くお断りいたします。
※制作するブローチのカラーはグリーンです。
※1週間前よりキャンセル料がかかります。
蓋に細い銅製のハンドルが付いた素朴な木の箱。スウェーデン語でスウェーパスクと呼ばれている箱です。無塗装で飾り気のない素朴なデザイン。19世紀のスウェーデンの生活が感じられるようです。
木を曲げて重ね合わせた部分を根っこで編み込んで留めています。伝統的なつくり方です。
両側に木が添えてあり、この部分に蓋の一部をひっかけて蓋を固定します。蓋を外すときは、この部分を外側に押し開いて、木のしなりをいかして外します。
曲げた木と底板を何本かの釘で留めてあります。多少のダメージはありますが、中にものを入れても十分に使えます。
細い銅のハンドルが良い味を出しています。持ち手があり、持ち運びに便利。裁縫箱や、小物入れ、19世紀の北欧の人のように、ランチボックスとして使用するのも楽しそうです。
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使い込まれた木のボウル。幅が50cm程ある大きな木製のボウルは19世紀に使用されていたデンマークの生活道具です。少し歪んだ円と、両側に飛び出た持ち手が手仕事を感じさせます。木をくりぬき、持ち手部分を残すように削られているので、もともとはかなり大きな木材だったのが想像できます。
内側はなめらか、外側は削り跡が残り、力強い表情。
虫食いの跡があります。
ボウルの内側には、ナイフの跡が見られます。当時の生活が感じられる味わいのある器です。
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ピューターの箱にはいつも静かな存在を感じます。ピューター独特の鈍い色に陰影を生み出している槌目。古い時代の手仕事を感じさせます。
内側には艶のある木がはめ込まれています。
側面の曲線と、それに続く足元の装飾。蓋を閉めたときに内側の木が少しだけ見えます。
蓋と本体のつなぎの部分に、数か所ピューターの裂けが見られます。開閉に問題はありませんが長く使う為に開け閉めはゆっくりされるのをお勧めします。
中央に向かってなだらかに隆起している蓋。その中心には軽やかなモノグラム。
裏面にはTinの刻印。
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スウェーデンで出会った、剣の形を模した真鍮のペーパーナイフ。柄の部分には、鎧を身に付け、姿勢を正した騎士がデザインされています。しっかりとした重みがあり、深みのある真鍮の色合いがとてもいい風合いです。封筒もサッと開けられそうです。
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