Yllebroderiと呼ばれるスウェーデンのウール刺繍。スウェーデンの南部スコーネ地方によくみられる刺繍で、その名の通り、ウールの生地にウールで刺繍をしていきます。古くは自給自足の形で、各家庭で羊毛を刈り取り、糸を紡ぎ、染め、ウール刺繍のクッションやタペストリーを作り、部屋を装飾しました。フリーステッチで描かれる模様は花や鳥など自然をモチーフにしたものが多く、暗く寒い長い冬の間、自然のモチーフを家の中に飾ることで遥か遠くの春の訪れを身近に感じていたのでしょう。このクッションは黒地に黄色や水色、白色、薄桃色で鮮やかに植物が刺繍されています。
2001年にはスウェーデンの刺繍作家、Ingrid Eggimann-Jonssonによる「YLLEBRODERIER」というウール刺繍の本が出版され、人気を集めました。
リーフが踊っているよう。
パインバスケットと一緒に。とてもよく合います。
web shop → スウェーデンのウール刺繍
ウール刺繍 タペストリー
普段から愛聴しているドイツのピアニストHenning Schmiedt(ヘニング・シュミート)。先日、名古屋の5/Rホールで行われたコンサートに行ってきました。ステージと観客の間に段差のない空間に、一台のスタインウェイピアノ。穏やかな微笑み。透明感のある音色。真っ白な雪、光が射す池のほとり、目の前に広がる情景。時々日本語を交えて説明をしてくれる姿から伝わる人柄の良さ。生み出す音楽と人柄に少しの隙間もないような印象で、ほっと嬉しくなりました。帰宅する道中、「ほんとに聴きにいってよかった」と何度もつぶやいたくらい心に残るコンサートでした。名古屋で開催してくださって感謝。
今日は立春。外は寒いけど部屋を植物画で彩って春を先取り。
今日は立春。まだ風は冷たいですが少しずつ日差しが暖かくなっているのを感じます。部屋の中に一足先に春を取りこむ植物画。スウェーデンの1920年代のものです。北欧に生息している植物だけをあつめたもので、細やかな描写が特徴です。ウェブショップには少しずつのアップになりますが店頭にはたくさんありますのでご興味のある方はぜひお手にとってご覧ください。
詳細 http://www.myshica.com/products-page/shop-category/paper/flowerprint/
シナップスという北欧の強い蒸留酒が入っていた古いガラスボトル。ボトルから溢れる交わした会話の断片。
凸凹した不思議な形。
なんとなく、天空の城ラピュタのロボット兵にみえるのはわたしだけでしょうか。
19世紀のアンティークガラスボトル スウェーデン ¥ 17,200
凸凹としたユニークな形のスウェーデン19世紀のガラスボトル。北欧でシナップス(snaps)と呼ばれる強い蒸留酒が入っていたようです。シナップス(snaps)は夏至祭やザリガニパーティー、クリスマスなどには欠かせない飲み物。不思議な形をしたシナップスのガラスボトルはテーブルの主役になっていたことでしょう。
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