飾る

9/22/2012



今、手元にあるのは時間(時代)も空間も越えて、縁あってここにやってきていて、その出会いが嬉しく、ありがたいなといつも感じます。店にモノを並べて飾るときには、そのモノが一番輝いてみえるにはどうしたらいいかなといつも考えます。モノと対話しながら、ひとつひとつ、そのモノが輝くステージ作りをする裏方の役目を担っている気持ちです。少しでも輝けるステージで、来て下さる方の目に触れてもらえたらモノも喜んでくれるのではないかなと。そして長く大切に使ってくださる方のもとに旅立っていくと、そのつながりがとても嬉しく感じるのです。


店を閉める時間になるとシャンとしていたアンティークたちも少し力を抜いている感じがして、今日も一日お疲れ様でしたといいたくなる。店主がいなくなったあと、肖像画は表情をゆるめ、オブジェは動き、物たちはひそひそ話始めるのかな。こっそりのぞいてみたい。

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